皆さんは「Fate」をご存知ですか?
同人サークル「TYPE-MOON」による2004年のPCビジュアルノベル「Fate/stay night」を皮切りに、メディア展開を続けている大きなシリーズです。
そのFateがスマホ展開したRPGがFate/Grand Order(フェイトグランドオーダー、えふじーおー)。
ストーリーが段々と公開されていくのですが、ちょうど今、第2部の盛り上がりを迎えているところで、初見でもかなり頑張れば12月下旬の2部7章開幕にも追いつけるかもしれません。
マイペースに進めるのもオススメですが、ここではそのFGOの魅力を語っていきます。
FGOは物語中心のRPGで、重厚な世界観や濃密なストーリーが味わえる
- 予備知識なしでも楽しめるよう工夫されている
- かなり面白くなる1部6章、7章あたりまでやってみてほしい
メインライター・奈須きのこ氏の個性が特に魅力的
- 他のライターさん含め面白い限定イベントも多数
ストーリーでしっかり描写されるキャラクターたち
- そのキャラが後のガチャに出るのでみんな欲しくなってしまうほど
必殺技など独特の演出が増えていく
- TVCMも毎度話題に
早くストーリーを追いたくなるが、キャラ育成が大変
- ファンと味わうリアルタイム感がすごい
- 今月は効率のいいイベントも
- まったり遊んでも今のところマイナスはない
Contents
積み重ねられたFateシリーズの世界観と濃密なストーリー
過去の英霊や伝説の英雄などを召喚して戦うのがFateシリーズの共通点ですが、その世界観は「Fate/stay night」の頃から積み上げられた重厚なもの。(もっと言えば他のTYPE-MOON作品の頃から)
とにかく設定が濃く、ファンによる解説や考察が後を絶えないほどです。
FGOを少し始めただけでも、独自用語の多さや、テキスト(セリフ)の量に驚く事でしょう。まるで小説を読むようで、一般的なソーシャルゲームとは一線を画す部分です。
魔法(魔術)一つとっても、単なるファンタジーで済ませるのではなく、なぜ、どんな人が、どうやって使うのか?が突き詰められているので、テキストだけでも自然と世界にのめり込んでいきます。
FGOがFate初見でも大丈夫
ですが、用語はゲーム内の説明をふんわり覚えておくだけでも最初はOKです。
過去のシリーズを遊んだりアニメで見たりしている人は当然FGOもすんなり理解しやすく、既によく知っているキャラクターを召喚(ガチャ)したりして楽しめます。ですが中には「今までのFateとFGOで解釈が違う…」と思ってしまう人も。
順番は悩みますが、つまるところ、FGOは予備知識なしでも楽しめるという事です!
ただしFGOは過去作のネタバレ全開なので、そこは仕方ないと割り切りましょう。どのシリーズもいい意味でややこしいストーリーなので、ネタバレしたからつまらなくなったという事もそんなにないです。
ストーリーは1部6章あたりからが本番
個人差がありますが、メインストーリーは5章くらいまではサクッと読んでしまっていいと思います。
どうやらスタッフがソーシャルゲームという形態を意識しすぎていたそうで、少し進むだけで話の腰を折るバトルが入ったりして、内容も後の伏線はありますがそこまで濃い感じではないです。(5章までが好きな人ごめんなさい。私も嫌いではないです)
1部6章からはシリアス度が一気に上がり、エグいシーンもありますが楽しめると思います。ちなみに私は最新章まで追いついていますが、それでも1部6章が一番好きです。終わってみればシンプルなストーリーなのに、交錯するキャラクターたちの想いに感動しました。
↑映画化でアレンジされた名シーンも。
巷で今一番話題にのぼる人気の章は、2部6章だと思います。
↑漫画家・羽海野チカ氏のデザインと、キャラクター性が話題を呼んだオベロン。(CV:豊永利行)2部6章で会うことができます。
シナリオライター奈須きのこ氏の魅力
私見も含みますが、Fateでこの人がいないと成り立たないという程の存在感を放つのが、シナリオライターの奈須きのこ氏です。「月姫」「空の境界」などのライターでもあります。
FGOのシナリオライターはもちろん1人ではありません。同じ章でも共同作業の場合も多いそうです。が、先ほど挙げた1部6章や、1部7章、2部6章など特に人気の高いシナリオを担当しているのはやはり奈須きのこ氏なんです。(他ライターさんでも人気の高いシナリオは多数あります)
奈須きのこ氏のシナリオの魅力を語ろうとすると、ネタバレになってしまうので深くは言えませんが。
私はFateの始まりであるFate/stay nightを一通りプレイしていて、最終盤のモノローグを見た時、今まで読んだ全てが繋がったような感じがしました。ああ、彼がこれを望むために今までの物語があったんだ、というような。
奈須きのこ氏が手がけた作品はどれも細かい設定ばかりで、最初は単なる設定好きのような印象を抱かれがちかもしれません。ですが本当はテーマの本質に沿って物語を深掘りしていく技量が凄まじいです。
その面白さはFGOにも受け継がれていると思います。
イベントにもストーリーあり。毎年人気のイベントも
メインストーリーの更新頻度は遅めになってきてしまっていますが、その代わりストーリーつきのイベントが復刻込みで毎年10個くらいはあります。
最近は復刻をせず新イベントに力が入っているので、見逃したくないところです。
ただし、基本的にメインストーリーを進めるのが優先です。メインストーリーを進める事で参加できるようになるイベントは多いです。
亜種特異点(1.5部)などはスキップできますが、物語上重要なので飛ばしてしまうか悩ましいところ。
- 常設の、Fate/EXTRA CCCコラボイベント「深海電脳楽土 SE.RA.PH」
- ほぼ毎年恒例、不定期開催の「ぐだぐだ」イベント
などは人気も高いです。
↑「ぐだぐだ」イベントはストーリーが面白いので、まだ実装されてはいないNPCに推しがいる人も…。
360騎以上の増え続けるキャラクター
キャラクター(サーヴァント。鯖と略されたりする)は様々なイラストレーターや豪華声優陣が担当。
各メインストーリーやイベントに絡んできたサーヴァントがガチャで実装されるので、「ストーリーが面白い→キャラクターが魅力的だった→ガチャを回したくなる」という流れが上手にできています。(無課金で遊ぶつもりの方は、これぞという推しを決めて集中してガチャを回すのがオススメです)
また、ブリテン(イギリス)の円卓の騎士がギリシャ神話の神霊と会話していたり、インドの英雄がローマ時代の聖人と打ち解けたり…Fateならではの型に嵌まらない関係性も特長的。よくFateと言えば男性の英霊を女の子にしてるんでしょ?と思われがちですが、そのパターンの多くは裏に設定があったりします。
↑女性の宮本武蔵。元の世界とはどんな世界にいたのでしょうか?
凝った演出やCMも多数
ゲームが進むにつれ、演出も進化しています。
キャラクターモーションは選択したカードの順番によってバリエーションに富んでいます。
バトル中の必殺技「宝具」(ほうぐ)演出も、速いものから美麗なものまで個性的。(スキップできないのが賛否ありますが)
最近ではストーリー中にバトル映像が入るようなシームレスな演出がなされたりもしています。
ストーリーやイベントごとのテレビCMも凝っていて、イベントを終えた後に見返すと「そういうことだったのか!」と逆に新鮮だったりします。
↑常設イベント「徳川廻天迷宮 大奥」TVCMより。CM楽曲も人気が高い。
比較的とっつきやすいが、育成が大変
ちなみにFGOのシステムはというと、オーソドックスなコマンドカードを選んで戦うRPGです。アクション性や時間制限もなく、ゲーム初心者でもそこまで難しくはない方だと思います。PvPやゲーム内の競争要素もありません。
ただしスペックはそれなりに必要です。iPhone6sなど古い端末でも遊べなくはないのですが、徐々に対応を終了していますし、落ちてしまったりしやすいので気をつけましょう。
FGOはデメリットとして、キャラクター育成が大変です。(また、それしかエンドコンテンツがない)
第1部くらいまでは強いプレイヤーをフォローしてサーヴァントを借りれば大体勝てます。フレンド機能と違いフォローは一方的にできるので利点が大きいです。
ただ第2部にはフォローやフレンドが使えないバトルがあるので、完全に誰も育てないわけにもいかないでしょう。
ファン達のライブ感を味わうため、なんとか難所を突破したい
育成は大変ですがなるべく早く最新章まで追いついた方がいい理由があります。
まず先述しましたがメインストーリーを進めないとイベントに参加できなかったりします。
そして年末近くに公開と思われる第2部7章は、終章が近いのか?レイドバトルが挟まるのか?など様々な予想がされていますが、FGO史上でもかなりのお祭りになるだろうと言われているのです。
FGOはTwitterで感想を呟く人や、ファンアート(絵や動画、MMDなど)も盛んです。
みんなが同時に更新されたストーリーを読んで盛り上がるというライブ感を味わえると、FGOをさらに楽しめるのではないでしょうか。
だからなるべく早くメインストーリーに追いつくのを勧めていたわけです。
追われる感じが嫌だという人もいると思いますが、今のところ、追いつけないとマイナスのことがあるというわけではないので、ストーリーに魅力を感じられてきたら一気に進めてみるというのがオススメです。
きのうのアクセス数が、ふせったー史上1位になりました!(もし表示が重いタイミングがあったらごめんなさい)
これまでマスターのみなさまには伏せ太強化クエストに協力していただいたりでお世話になりました…おかげさまで前に比べるとつよつよ伏せ太になりました!
これからもよろしくね… pic.twitter.com/T9Ju0Hvb2M
— 伏せ太@ふせったー10周年 (@fusetter) August 6, 2021
↑Twitterでネタバレ防止しながら感想をつぶやける、ふせったーというサービス。
FGOの影響でふせったーのアクセス数が過去一番になることが何度もありました。
SNSではストーリー公開直後のネタバレが敬遠されがちなので、ふせったーは確かに便利。
実は今がチャンス!?
タイムリーな話になってしまいますが、11/9からいわゆる「ボックスガチャイベント」が来ています。(ガチャと言っても課金ガチャではないです)
誰でも参加できて、育成のために必須な素材が効率よく集まります。
このボックスガチャイベント、年に2回程度しか来ないのですが、特においしいイベントなので、今からゲームを始める方にもいいのではと思います。
このイベントがあっても育成には難航するゲームかもしれませんが、「メインストーリーを進める→詰まったら攻略サイトなどを見て、必要なキャラクターを調べる→キャラクターを最低限育てる」と効率はいいです。
とは言え、今までの効率良い進め方の話は忘れてもらっても構いません。
筆者が多くの人と2部7章を遊べることが楽しみなあまり書いただけで、私自身、第1部の盛り上がっている時でもまだマイペースにゆっくりやっていました。好きなサーヴァントでストーリークリアしたいと思ったからです。
テキストの癖などの時点で人によって合う合わないがあるので、一度FGOの世界観を体験してみてほしいなと思います。
まとめ
FGOは奈須きのこ氏を筆頭に紡がれる重厚なストーリーでありながら、予備知識なしでも楽しめるゲームです。期間限定の要素もありますが、多くのキャラクターが飛び交う魅力的なシナリオをぜひ味わってみてください!
最後に
こちらのゲームに興味を持った人、プレイをすでにしている人は、
衝撃的で壮絶なストーリが魅力的な魑魅魍魎がのさばるRPG
ラグナドール 妖しき皇帝と終焉の夜叉姫もおすすめです。
Bishの音楽と白組による本格的アニメーション、
ヒト化した美麗なキャラクター、
スキップ機能もありプレイスタイルも
プレイヤーごとに合わせ楽しめます。
当ブログではラグナドールの攻略記事も書いてますので、
プレイの際にはぜひ参考にしてください!
美麗な映像やキャラ、プレイヤーごとに楽しみ方のあるゲームは他にもあります!
- 東洋的な幻想世界を舞台に三国志の英雄モチーフのキャラと旅をするお手軽RPG
- 水着美少女達による水上の爽快ジェットバトルゲーム
- 放置×モンスター育成×完全無料ガチャ やみつき経営シミュレーション
- 家庭用ゲーム機並みの本格仕様モンスター育成RPG
- 異なるタイプの美少女と体感する和風ファンタジーRPG